ヘルパーステーション奏 通信 第9号

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ヘルパーステーション奏 通信 第9号

令和3年4月から始めたこの通信、月1回のペースで発信し、いよいよ今年最後の回となりました。
来年も定期的に発信したいと思いますので、よろしくお願いいたします。

第9回目の情報発信をさせていただきます。

今回は2点。
①訪問介護事業所のICT化
②ヘルパーが対応している具体的サービスについて

①訪問介護事業所のICT化

ヘルパーステーション奏も、ついに、ICT化の波に乗りました。
12月~新しいシステムを導入し、今までの紙の資料中心から、デジタル化へと移っていきます。
ご利用者の皆様への変化点としては、今までの紙の記録書(訪問介護記録書)が無くなり、訪問時の記録はこのシステムに入力する形へと変化いたします。
また、記録は携帯端末を利用しますので、訪問したヘルパーが、訪問時間中に携帯を利用する場面が出てきます。しかし、これは、記録を入力するためですので、見慣れない光景かとは思いますが、ご理解ください。

②ヘルパーが対応している具体的サービスについて

ヘルパーが対応できる介助内容には、多くの種類がありますが、いくつか取り上げて、そのケア方針を説明してみたいと思います。
今回は、「服薬介助」です。
ヘルパーが関わる利用者は、基本的には何らかの薬を服用していらっしゃいます。ヘルパーのする「服薬介助」は、薬を「飲ませる」というよりも、利用者が自分で薬を服用するのを支援するという目線で関わることが必要と思います。
医師より処方された薬を処方通りに服用するのは当たり前だと思いますが、中には服用を拒む方もおられます。
服用を拒む方に、ヘルパーが何とか飲ませようと頑張れば頑張るほど、利用者とヘルパーの対決が始まってしまい、お互いにストレスになってしまう事もあります。
そんな時、ヘルパーは、飲ませようとすることだけに頑張るのではなく、なぜ飲まないのか理由を聞き、それを医師や薬剤師に伝えると、意外と解決法がすぐに出て来ることもあります。
また、薬を飲んだことで身体に変化が出てないか、副作用は出てないか等観察することも重要です。
服薬介助は、ただ飲ませて終わりではなく、とっても奥が深いと感じます。

令和3年、今年1年間、ありがとうございました。
毎日の業務で起こる、いろいろな出来事が、訪問介護職として成長させていただける要素になっております。
良いお年をお迎えください。